会長挨拶

この度、6年間の会長職を務めました、白濱奈々子氏に心から感謝を申し上げます。
会運営のために組織の構築や地域包括助産師派遣事業等多くの事に取り組み会員を導いて下さいました。ありがとうございました。
そのバトンをしっかりと次に繋げる役割をいただく運びとなりました。
平成9年、旧青森県助産婦会解散後、日本助産師会青森県支部が発足され、初代会長福士レイ子氏から松江喜美代氏へ、そして、白濱奈々子氏から溝江好恵氏
白濱奈々子氏へと繋がれてきました。
平成23年一般社団法人青森県助産師会として、発足した際にも数々の会員様の力が注がれたことを記憶しております。
この会の代表になるにはまだ若輩者ではありますが、89名(6月現在)の会員の皆様と進めていけるように努めて参ります。
会の3本事業は,
①小学4年生のいのちの教育
②孫育て家族の教育
③地域包括助産師派遣事業 等であります。
会員であれば、どなたでもこの3つの事業で助産師力を発揮できます。また地域では助産師力が急務であります。
なぜ助産師になったかのきっかけをもう一度思い出し、その暖かい気持ちを地域や学校における親子・妊娠、分娩、産後と子育てアプローチなど、会員の皆様の助産師力が必要です。病院、クリニック、助産院、行政などそれぞれの得意性を持ち寄り、誰のために、何を、どのようなスタイルかを考え、実践・方法を構築していきたいと思います。
今後とも、前会長と同様、よろしくお願いいたします。

               一般社団法人青森県助産師会 
                        代表理事  福井 りみ子

私たちの願い

令和3年度の新しいスタートが始まりました。

まずはこのような状況の中、医療業務に従事され妊産婦と赤ちゃんのケアをされている皆様にたいしてそのご苦労に深く感謝申し上げます。

コロナ禍の中でスッキリとさわやかな年始めというわけにはいきませんでした。しかしこのような中でこそ自分や家族を見つめ、見直して自分の生き方など考えていく絶好の機会として前に進んでいかなければならないのではないかと思います。

昨年の助産師会活動は今までと異なり、活動に大きな制限がかかりました。まずいいお産の日イベントを中止しました。研修も小規模な学習会のみで全県内の研修は計画しませんでした。

いのちのお話出前講座は感染予防のため50名までの枠を設けて密にならないように配慮しながら行いました。直前キャンセルや直前申し込みなど今まで見られなかった状況もありました。対象の件数は少なくなりましたが、人数の多い学校では2回に分けて講座の開催がありましたので覚悟していた大幅な減少はありませんでした。

地域の活動は市町村の意向で延期や中止となった事業はありました。今年度初めから子育て世代支援センターを立ち上げて活動を開始しようとしていた平内町では妊産婦教室を動画配信にして開催するなど、地域と当会で協力して現状ならではの工夫をして参りました。

今年度もあとわずか、この状況下で何ができるか分かりませんが、今後良くなっても、今の状況が今までのよう元に戻ることはありませんので、研修や学習会は少人数性やリモートでやっていくことになるでしょう。次年度は昨年の状況を踏まえながら実行していける計画を立てていくことになるでしょう。資格認定試験資格取得や維持のためのセミナーの参加ができるように感染予防対策を講じた計画が必要となると思います。

青森県で助産師職能団体として独立した形で県や市町村との連携をとりながら地域の母子保健に貢献することができる青森県助産師会らしい活動を今後も模索しながら発展させていきたいと考えています。

今後も社会的な混乱は続くことでしょう。しかし未来を担う子どもと母親に大きな負担がかからないように助産師としての活動を具体的に考え実行していくことが必要です。しかし、まずは自分自身の健康が第一です。元気にスタートしてきましょう。

事業内容

  1. 母子保健事業の実施及び普及・啓発活動に関する事項
  2. 助産業務の質の保証に関する事項
  3. リプロダクティブヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/権利)の尊重、普及、活動に関する事項
  4. 次世代育成支援に関する事項
  5. 助産師の育成ならびに資質の向上に関する事項
  6. 助産所運営の改善に関する事項
  7. 母子保健の調査・研究に関する事項
  8. 母子保健の国際協力、国際交流に関する事項
  9. その他の目的を達成するために必要な事項